水害の記録~倉敷市真備町の西日本豪雨災害~

平成30年7月豪雨(通称西日本豪雨)で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町の住人による災害備忘録

火事寸前

とりあえず何をどうして良いのかわからない。
片付けるにしてもどこからどう手を付けて良いのやら・・・。
いや、これを片付けるのか・・・??
片付けられるのか??これが・・・。

それほど途方に暮れる破壊っぷりだった。


弟も一緒に来たのだけど、家に入ると当然同じような状況。
しかし、煙が出ていて焦げ臭かったとのこと。
まさに火事の一歩手前。
危なかった。あと少し帰るのが遅れていたら・・・。

 

弟の家は太陽光発電
屋根にパネルを取り付けるアレだ。
詳しくはわからないが、これが原因で火事が起こりかけたという。
機器が水に濡れたまま太陽光による発電が始まったからだということ。

 

家のブレーカーは切れているのだけど
念のためにコンセント類を全部抜いてその日は帰った。

姉の家に戻って、母親に家が惨憺たる状況であることを伝えると
なんとも不安そうな、そして悲しそうな顔をしていた。
辛かった。

しかしこれで水は引いていくだけだろうから
明日から家に通って片付けをすることにした。
なんにもメドは立たないまま。

 

後から聞いたが被災した知り合いの家は、2階が家事になった。
電気がショートして火災が起きたらしい。

1階が浸水して荷物を全部2階へ上げていたら、その2階は火事になって殆どの物を失ったそうだ。

水害は恐ろしい。