水害の記録~倉敷市真備町の西日本豪雨災害~

平成30年7月豪雨(通称西日本豪雨)で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町の住人による災害備忘録

水位はどんどん上昇

家に戻ることが出来ないので諦めたが、後で考えたら別の道を通れば全然戻れていた。


本当にパニクっていたんだなと思う。
全然思考が回っていなかった。
戻って家財を少しでも2階に上げることが出来たのに・・・。


その時は諦めて近所の人たちと水を見守るだけ。
一緒に見ている近所の人達も言葉がない。
会話もなくただ黙って段々増えていく水を見ていた。

 

どこまで来るのか、ここらで止まればまだ・・・。
しかしどんどん水位は上がってきていて、いま車を止めている場所も不安になってきた。

この時は自宅からいうと更に3mくらい高い場所にいた。
他にも十数台の車が道路に停められていたが、念の為にもう少し高い所へ車を移動させた。

そして母と車の中で待機して、雨が止むのをひたすら待っていた。