水位はどんどん上昇
家に戻ることが出来ないので諦めたが、後で考えたら別の道を通れば全然戻れていた。
本当にパニクっていたんだなと思う。
全然思考が回っていなかった。
戻って家財を少しでも2階に上げることが出来たのに・・・。
その時は諦めて近所の人たちと水を見守るだけ。
一緒に見ている近所の人達も言葉がない。
会話もなくただ黙って段々増えていく水を見ていた。
どこまで来るのか、ここらで止まればまだ・・・。
しかしどんどん水位は上がってきていて、いま車を止めている場所も不安になってきた。
この時は自宅からいうと更に3mくらい高い場所にいた。
他にも十数台の車が道路に停められていたが、念の為にもう少し高い所へ車を移動させた。
そして母と車の中で待機して、雨が止むのをひたすら待っていた。