水害の記録~倉敷市真備町の西日本豪雨災害~

平成30年7月豪雨(通称西日本豪雨)で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町の住人による災害備忘録

倉敷庄地区酒津地区の危機

そうしている間にも緊急速報メールが次々入ってくる。

1時47分
河川氾濫のおそれ
高梁川の酒津(倉敷市) 付近で水位が上昇し、、避難勧告等の目安となる「氾濫危険水位」に到達しました。
堤防が壊れるなどにより浸水のおそれがあります。
防災無線、テレビ等で自治体の情報を確認し、各自安全確保を図るなど適切な防災行動をとってください。
本通知は、中国地方整備局より浸水のおそれのある市町村に配信しており、対象地域周辺においても受信する場合があります。
国土交通省


同1時47分
避難勧告(倉敷・庄地区)こちらは倉敷市です。

現在足守川の水位が上昇しているため、1時30分に避難勧告を発令しました。

対象地区は、矢部・日畑地区です。

避難場所は中庄小学校となります。

避難場所への避難が危険な場合は屋内の2階に避難してください。
倉敷市総務局防災危機管理室)


次から次へ、どこもかしこもだ。

矢部・日畑地区はどこだかわからなかったが、やはり酒津は危険な状態みたいだった。
ここは小田川ではなく高梁川だ。
小田川とは規模が違う。

もしも高梁川の堤防が酒津側に決壊したら、倉敷市中心部は壊滅するかもしれない。
倉敷駅周辺から美観地区、さらに南まで浸水する可能性がある。

絶対的な対策が必要不可欠だと思う。

 

しかしそれは今になって考えてることであって、この時は目前に迫った水で手一杯だった。