水害の記録~倉敷市真備町の西日本豪雨災害~

平成30年7月豪雨(通称西日本豪雨)で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町の住人による災害備忘録

他地区の避難勧告

日付が変わって2018年7月7日。
0時15分に次の緊急速報メールが入る。

避難勧告
こちらは倉敷市です。

高梁川の水位が急激に上昇しているため、7日0時00分、次の通気を対象に避難勧告を発令しました。
対象地区は中洲小学校区、万寿小学校区、倉敷東小学校区、菅生小学校区です。

対象地域の住民の方は、中洲小、万寿小、東中、菅生小の校舎の3階以上、及びイオンモール倉敷の立体駐車場に避難してください。
後略


中洲小とか万寿小とかどこのことだか1つもわからなかったが、イオンモール倉敷へ逃げろということで、だいたい察しがついた。

倉敷市の酒津公園のあたりだろう。


このあたりは高梁川が90度折れ曲がったようになっている地域。
北から流れてきた高梁川はこのあたりで急激に右に曲がっていて、昔から川の氾濫など警戒されている場所だ。

しかも、校舎の3階以上へもしくはイオンの立体駐車場へなど、ただ事ではない。
相当ヤバいのは理解できたが、今は目の前にある小田川の状況で手一杯だった。
しかし、この時には知る由もなかったが、この時点でもう小田川の北側に大量の水が流れ出していた。