水害の記録~倉敷市真備町の西日本豪雨災害~

平成30年7月豪雨(通称西日本豪雨)で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町の住人による災害備忘録

家の外の様子

車庫の屋根に信じられないような大木が乗っている。
直径6~70cmだろうか・・・。
家の前の道路にはキャンピングカーのコンテナが隣家の敷地のアルミフェンスを破壊した状態でぶら下がっている。

そこら中の屋根という屋根に、色んなゴミや物体が乗っかっていて全てのモノが泥をかぶり、泥水もあってあたりは茶色。

家の周りの歩けるところ一通り歩いた後、門から庭に入った。

門や壁には泥の跡が線となって付いていてその高さは2m以上。
庭に入るとあたりは泥で茶色がかっていて、そこら中に物が散乱。
たくさんの物が倒れており、壁は崩れており、戸は外れており、ガラスは割れており・・・。

家の中に入る気になれず、まずは裏口にまわってみた。
大雨で溢れていた庭池は何故か水が半分くらいしかなかった。
そしてその水は泥水で茶色。

祖父の代から飼っていた鯉ももういないだろう。
池のそばにはあの日活躍した排水ポンプが虚しく転がっていた。
もしものために電源を抜いておいてよかった。