水害の記録~倉敷市真備町の西日本豪雨災害~

平成30年7月豪雨(通称西日本豪雨)で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町の住人による災害備忘録

ショッキングで悲しい映像

7月7日の朝7時半頃に会社にメールを入れている記録が残っている。


 お疲れ様です。みな同じかもしれませんがしばらく会社には行けそうにありません。
 大災害です。参りました。
 とりあえず月曜は休むと思います。


先のことがわからないので「月曜は休むと思う」くらいしか言えてない。
実際には、会社に復帰するまで3ヶ月かかったわけだが・・・。


7日のことは正直あまり覚えていないのだけど、とりあえずその日はテレビばかり見ていた。
情報収集の方法がテレビしかない。
もうスマホに緊急メールも入ってこないし、友達とはちょっとやり取りしたが、どちらも被災しているのでなにも情報を持っていない。

 

テレビではヘリが飛び交い、自衛隊がボートで救助に。
まだまだ取り残された人達が沢山いるということが実況されていた。
まび記念病院が何度も映され、その近所の水没した光景も何度も映される。
ホームセンターのコメリやディスカウントショップのディオなど、大きい建物の屋根しか出ていないような映像は何度も見た。

 

壊滅した見慣れた町並み。
ヘリに吊られて救助される人。
ボートで救助される人。
家族を失って泣き崩れる人・・・。
ショッキングで悲しい映像ばかり大量に流れていた。