水害の記録~倉敷市真備町の西日本豪雨災害~

平成30年7月豪雨(通称西日本豪雨)で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町の住人による災害備忘録

情報収集

何度も水を見に行くが状況は大きく変わらず、
あと2~30センチで道路に上がってくる状態が続いていた。

弟や友人はSNSなどで情報を仕入れていた。
避難所が一杯で、避難したがもう入れないから他所へ行ってくれと言われた、
という情報が次々入ってくる。
〇〇小学校がダメ、総合公園がアウト・・。

元々、大きな避難所ですら受入人数がはじめから800人とかそんな程度だったので
入れるわけはなかった。

また、どこどこの道が土砂崩れで通れない、などの情報も。
逃げ道は大渋滞で車が全然動かない所もあった。

目的の避難所に行けず、別の避難所も行けず、家にも帰れず・・・。

 

当たり前だがいい情報は一つも入ってこなかった。
逃げ道をふさがれ、ジワジワと追い詰められる感じを味わっていた。

 

この時には避難所に逃げるという選択肢は自分の頭の中にはなく、2階に逃げるか高台に行くかという選択肢に絞られていた。