水害の記録~倉敷市真備町の西日本豪雨災害~

平成30年7月豪雨(通称西日本豪雨)で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町の住人による災害備忘録

田んぼが満水状態

実家に帰ったのは15時頃だった。
雨は降り続いていたが時折小降りになったりもしていて、家に帰った時、母は庭を掃除しているくらいだった。

母親に
「心配だから会社途中で帰ってきた」
と告げてまず田んぼを見に行った。

うちは古くからの農家であり、6月に田植えで植えた苗は順調に育っていたのだが、この長雨で田んぼは水浸しだった。

通常、水がたまりすぎるとアゼの栓を抜いて調整するのだが、水を抜こうにも水位が上がって水が抜けない。
なにせ、水が排出される先の堀も満水以上になっていて、田んぼの畦(あぜ)道も田んぼの栓も水没の状態。
あせ道を歩くと足首のあたりまで水位があった。

あぜ道が浸かっているので、隣の田んぼとの境も無くなっていて、何枚もある田んぼが全てつながって1つの池になっている感じだった。

 

排水位置よりも水位が高い状態。
さすがにこんなのは初めて見た。

 

これはどうにもならんな・・・

今できることは何もない。
雨が収まるのを待つしかない。

仕方ないので家に帰った。